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「なぞりの効果」
「なぞりの効果」

ペン字の市販本には多くの“なぞり本”が存在します。なぞることで字が上達する、脳を活性化させる、書くことに親しむ…など手軽に様々な効果を得られるものとして人気があるようです。

今回は字の上達に関してこの“なぞる”行為がどんな効果をもたらすのかということに焦点を当ててみたいと思います。

◎なぞりの効果1
「目で見ただけではわからなかったことがなぞるとわかる」

お手本を見ながら同じように書くことは、一見簡単なことのように思えますが、実際やってみると難しかったりします。

全然違う字になったり、どこか違う字になったりします。そして違うことはわかるのですがどう書いたら似るのかがわからないのです。

そのような時には一度、なぞることをしてみて下さい。

「こんなに横棒伸ばすの?」とか「意外と小さく書いてる!」など驚きの連続です。

◎なぞりの効果2
「なぞりを極めると書いた人のリズム感、気持ち、主張などもわかるようになる」

例えば全体的に横に広がりを持たせている字はゆったりとした感じ、

はね・はらいがはっきりと書かれた字はきっちり、しっかりと書いている感じ、

接点をあまり付けずに書いている字はいい具合に力を抜いて自然に書いているな、など様々なことを感じることができるようになります。

◎なぞりの効果3
「なぞると体で覚えられる」

効果1&2で得た字の形やリズム感などが頭でわかるのではなく、体で覚えられるということです。

体で覚えたことは忘れにくく、考えなくてもできるので臨書以外の場面でも自然に書けたりします。

 
効果3については書いて覚え込ませるので何回か書くことは必須です。

また自然に出てくるまでにはある程度の期間練習している必要があります。

◎なぞりのゴールとは?
「なぞらずに見て書いたものとお手本がだいたい同じ雰囲気になってきたらそれがゴール」

形やリズム感を体得したかどうかはなぞらずに書いてみて確めます。

書いたものとお手本と重ねてみて、どこがどう違うか詳しく見て下さい。

◎なぞり方について
「トレース台を使えば効果てきめん」

なぞり本のような薄い字をなぞるやり方のメリットとしては取り組み易さですが、デメリットとしては1回しかなぞれないということです。

何回もなぞってわかることがあるので、
トレーシングペーパーなど薄い紙を使ってなぞってみることもしてみて下さい。

またトレーシングペーパーの紙質が嫌だ、やりにくい、普通の紙でなぞりたい、という方はトレース台を使ってみて下さい。

トレース台はライトを後ろから照らすので透け感はno.1で、やり易いです。透けなくて見えにくいストレスからも解放されます。

トレース台のデメリットとして紙の裏に書いてあるとそれも見えてしまうので、裏紙を使えない、市販のテキスト本はコピーしてから使うなどがあります。

また本の状態よりは紙ぺらの状態の方が断然やりやすいです。

以上、“なぞる”ことについて色々と書いてみました。長々とお付き合いありがとうございました♪次回もお楽しみに〜!

 〜ペン字の広場・黎楓(れいふう)〜
author:ペン字の広場, category:ペン字についてのコラム, 05:29
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